死について考える=いかに生きるかを考える~『blank13』
先日、渋谷UPLINKにて、『ラッキー』と『blank13』を続けて2本鑑賞。
意図していなかったけど、死について考える=いかに生きるかを考える、時間となった。
『ラッキー』はお昼を食べてから行ったので中盤で寝てしまったが、ラストに向かっていく流れの中での、ハリー・ディーン・スタントンの歌や"微笑み"にはグッときた。この渋さは重い。スルメのような映画だなと思う。
『blank13』は、想像していた以上に大好きな映画だった。思い出すと、じわりじわりとまた涙が滲んでくる。出演する役者さんたちを見ているだけで、監督の齊藤工さんの作品や登場人物への愛というかやさしさが、伝わってくる。なんというか、とても大切に、包むように、1つひとつのシーンを扱っている。
そのなかでも最も強烈だったのは、高橋一生氏の演技。告別式の後半、鼻の穴を少しピクッとさせた演技には思わず嗚咽しそうになった。この人は現代の男版北島マヤだと思う。まじで。
久しぶりの映画は、自分を整え直すきっかけになってくれた。
どんな風に死ぬかは、どんな風に生きたかと同じだなと、改めて思う時間だった。
自分の人生は、誰が何と言おうとも、自分しか生きれないのだから!
4/14(土)は齊藤工さんの舞台挨拶があるそうですよ!