日々是流流

“細工は流流仕上げを御覧じろ”~より善く生きるためのその時々の記録です。

主婦になって20年目に、Scrum & Trelloに救われた話

「掃除が大好きなんです!掃除をしているともう楽しくてしょうがなくって、毎日掃除をしている時間が一番幸せなんです!!」

という奇特な人もいるかもしれませんが、
 
おそらくほとんどの人って、掃除っておっくうですよね?
できればやりたくない。

やればやったですっきりして気持ちいいんだけど、でも、
「大嫌い!」とか、
「もし一生しなくていいなら、喜んでしない人生を選ぶ!」
という人も多いのではないかと思います。
 
わが家も、まず物が多いのでごちゃごちゃしていて、だから余計に掃除がしづらくて、汚さに我慢できなくなったら掃除する、みたいな感じが、主婦になってから20年、ずっーと続いていました。

もちろん仕事をしていると持ち時間は限られていて、「食べて寝る」が優先になるので、掃除は後回しにせざるを得ないことも多いわけで。
でも、いつも、心の中では、綺麗で快適に片付いた部屋で暮らしたいとは思っていたのです。
 
そんな私が、この春、スクラム(Scrum)というソフトウェア開発の手法を教えてもらい、その流れで、以前見かけたこの記事のマネをして、「家事スクラムに取り組むことにしました。
 
技術的夫妻。trelloで家事スクラムを始める
 
 
今、取り組み始めて13週目ですが、いくつか気づいたことというか、
「こうすると掃除がラクになるんだ!」
というコツみたいなことがわかってきたので、いったんまとめておきたいと思います。
 
これ、当たり前に掃除ができている人には、「何を今さら」的な内容だと思いますが、
もし「掃除が苦手!誰かなんとかして!」という状況にいる方や、私のような「基本怠けたい&先延ばし系」の方には、多少なりとも参考になるかと。
 
ちなみに私は一人でまわしているので、独自にTrelloを使っていることもあり、Scrumの正しいやり方、というのはここではとくに言及しませんが、この2カ月強の間でいろいろ自分なりに工夫しながら取り組んできて、ざっくりと3つのポイントを抽出しました。
 
1.こまかく
2.こまめに
3.こまったときは
 
です。
順番に説明します。
 
 
1.こまかく
 
家事スクラムに取り組み始めて一番いやだなーと思ったのが、お風呂掃除でした。
掃除をしながら湧いてきた心の声を挙げてみると、 
 
「いつもマメに掃除していれば、こんなに汚れないのに。こんなに汚れていなければ掃除がおっくうにならないのに。そんなのさんざんわかってるのに、わかっててもやらない。できない。やっぱ私ってダメだよね」 
 
「なんで私だけ掃除しなくちゃいけないわけ。みんな使ってるのに。あの人たち(だんなさんと子供たち)、トイレやお風呂は勝手にきれいになると思ってるんじゃないのか。そんなわけないだろ!」 
 
という他、服が汚れたり濡れたりするのがいやだ。せっかく掃除してもどうせまた汚れる。なかなか落ちない汚れがあるとイライラする(のでやりたくなくなる)、などがでてきていました。 
 
そこで無理をせず、掃除を始めてもくじけて途中でやめるのは全然OK!にしました。
 
今日はシンクと床を洗ったからOK!残りは明日やろう。
今日は換気扇フィルター洗ったからOK!残りは明日やろう。
 
と、ちょっとずつやるようにしたんです。
そうすると、そこまでストレスじゃないし、数日たてばお風呂全体の掃除は終わる。
 
「お風呂掃除」とひとまとまりにするとすごくおっくうだけど、
1日にどこか1箇所とかだったらそんなにおっくうじゃない。
 
ということに気づき、こまかく分けて1日どこか1箇所だけ、シャワーのついでなどでやることにしました。
 
・お風呂床
・お風呂シンク
・お風呂壁
・お風呂天井
・お風呂換気扇フィルタ
・お風呂排水溝
・お風呂鏡・ステンレス部分
 
というように、今はTrelloにチケットが並んでいます。
 
同じように、床の掃除は、今日は2階だけ、1階は明日にしようなどと、家中全部をやろうとしない。他の家事も、やろうとしたときにそんなに抵抗がない程度のこまかさに分けるようにしました。

こんなふうにタスクをこまかくすることで、取りかかる前の「やりたくない」感がとても少なくなりました。
 
ちなみに、10分で終わるくらいのものを1ポイント、20分で2ポイントと(独自の)ポイント制にして、大きくても3ポイント以内の大きさにしています。それを1日6~9ポイントくらい、できない日はやらない、というゆるい感じで取り組んでいます。
 
そうすることで、掃除をやりきったはいいものの、疲れてほかのことをしたくなくなる、という状態にならなくなりました。
(ちなみに、料理と洗い物はいやでもやることが多いのでスクラムには入れていません)
 
※タスクの大きさの分け方についてはこちらの記事が参考になります

家事分担問題にストーリーポイントで立ち向かう
 
 
2.こまめに
 
こまかくわけたことが功を奏して、連続的に掃除をできるようになってくると、そこまで汚れがたまらないので、こまめに掃除ができるようになってきます。
 
朝起きてトイレにいったときに、トイレ掃除をする。
ごみ捨てに行って戻ってきたときに、玄関を掃く。
洗濯機をまわすときに、洗面台を洗う。
 
というように、ついでに掃除をすることもそうですし、いろんなものがごっちゃりの子供たちの部屋も、「床にものをおかないで」と言っておけば、床の掃除だけはだーっと一連の流れの中でできます。
 
あとは、便利な掃除グッズはどんどん利用する

※この先、アフィリエーターみたいにAmazonリンクがばんばん出てきます。ごめんなさい(笑)
 
掃除機は面倒なので、こまめにクイックルワイパーで床掃除。水拭きがいいそうです。
乾いたワイパーにパストリーゼをかけて拭くこともあります。 
ドーバー パストリーゼ77 スプレーヘッド付 500ml

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 あと、埃はたまる前にこまめに、

クイックルワイパー ハンディ 伸び縮みタイプ 本体

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で目に付くところをささっと撫でる。
 

トイレは、ほぼ毎日、トイレクイックルでささっと拭く。
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お風呂の天井とか、玄関の扉など、手が届かなくて掃除がしにくいところにはモップを。
3M フロアモップ  マイクロファイバー スコッチブライト FM-B

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キッチンもなるべくものを置かない。使うたびに洗う、拭く。
 
そうすると、どれもそんなに手間じゃないのです。
 
 
あと、掃除をしていて一番やりたくないところこそ、こまめにやる
 
私の場合は、排水溝です。
排水溝は、ほっとくとどろどろになる。
 
なので、キッチンの排水溝は洗い物のたびに、洗面台やお風呂の排水溝は週一で、洗濯機の排水溝は月一で、必ず洗うようにすると、そこまでどろどろにはなりません。
 
いちばん汚いであろうところをきれいにすると、なんだか最も重要なところを握っている感じがして、ちょっとした全能感を感じられるのでおススメです(笑)
 
 
3.こまったときは
 
そうはいっても、なかなか手が回らず汚れがたまってしまうこともあります。
 
そんなとき、いろんな洗剤をためした中でどんな汚れにもオールマイティだったのが
ウタマロ クリーナー 400ml

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 とくに油汚れはこれで洗えばストレスなくするっと落ちます。

 
あと、こすってもなかなか落ちない厄介な汚れもあります。
経験上、手ごわかったのが以下の汚れ。
 
・トイレの黄ばみ(尿石)
・お風呂の カラリ床の汚れ
・IHのこびりついた汚れ
 
これは、
 
・トイレの黄ばみ(尿石) 
サンポール トイレ洗剤 尿石除去 500mL
 
 
・お風呂のカラリ床の汚れ   
ウルトラハードクリーナー バス用 700ML

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・IHのこびりついた汚れ   
IHクッキングヒーター クリーナー

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があれば最悪なんとかなる、という私にとっての最後の砦みたいになっています。

 
重層やクエン酸などを活用したネットで推奨されている落とし方もありますが、意外とそうでもないことも多いので、困ったときに「これ!」と頼れるものがあると安心です
 
 
以上が、
 
1.こまかく
2.こまめに
3.こまったときは
 
の3つのポイントでした。
 

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これはイメージ画像です(笑)

あと、「家事スクラム」を始めてからの副次的な効果として、
 
掃除をする行為そのものがヴィパサナ瞑想の訓練になることと、
 
子どもたちが自分の部屋を以前より片付けるようになったこと、
 
自分が掃除でいろいろな思いをしているので、
駅のトイレなどは、綺麗に使おうと思いますし、
掃除してくれている人に自然と感謝の気持ちが湧き、
あいさつをするようになって、結果として自分の気分がいい
ということもあります。
 
「Trelloで家事スクラム」を導入したことで、大げさですが、
ものすごく掃除に対するスタンスが変わりました。
 
とはいえ、まだまだルーティンに組み入れられていない部分もあるので、
引き続き工夫をしながら、快適な生活に近づいていけたらと思います!