聖なる午睡
朝からベッドシーツ、毛布、枕カバーを洗って干してすっきり。
干したお布団も、陽の光をたくさん吸い込んで、なんだか喜ぶ声が聞こえてきそうな晴天の日曜。
少しはやめのランチに、家の近くのネパール・インド料理やさんに行きました。
地元でもう27年も愛されているお店です。
ナンがでかい!
急にカレーが食べたくなったのは、公開以来ずっと見たいと思っていながら見れていなかった、このドキュメンタリーを見たからなのでした。
インドのシク教総本山にあたるハリマディル・サーヒブ<黄金寺院>では、巡礼者や旅行者のために毎日10万食が無料で提供されている。そこは宗教も人種も階級も職業も関係なく、みなが公平にお腹を満たすことができる「聖なる場所」だ。想像すらつかない沢山の食事は、毎日どのように用意されているのだろか?スクリーンに映し出されるのは、驚くべきキッチンの舞台裏と、それに関わる人々の一切無駄なのい神々し手さばき。もちろん、近代的な調理器具は使わず、全てが手仕事で行われている。
映画は、たんたんと人々が10万食のカレーを準備し、配膳し、それを食べ、後片付けをする様子を写しているのですが、もう「すごい!」としかいいようがありません。
1つひとつの手作業や表情、水しぶきなどをとらえた映像の美しさも目が吸い寄せられますが、とにかく、その規模に圧倒されます。
10万人分のカレーの量って、想像つきますか?(100人分でさえ想像つかない)
もし日本で、たった1日でさえ、「10万人のカレーを作って無料で配る」なんていうイベントをやろうと思ったらきっと、プロジェクトチームが1年がかりで準備するような規模になるんじゃないかと思います。
それを毎日、朝から晩まで、数えきれない人たちがボランティアで、500年以上も続けてきたということに、驚愕します。
見ているとほんとに無駄がなくて、効率好きな私は惚れ惚れします。
1時間程度の短い映画ですが、自分のもののとらえ方がひっくり返り、ちょっとした旅行をした気分になりました。
さて。
お腹も満たされたので、この後は昼寝という、至極の贅沢を味わいたいと思います♪
このなんとも贅沢な午後に感謝です。